葉酸を「妊活中」から摂るべき理由とは?

「葉酸」と言うと、多くの人が思い浮かべることが

妊活中あき

葉酸って、妊娠している人が飲んだ方がいい栄養素のことでしょ?

ということ。

たしかにその通りなのですが、正しくは、まだ妊娠していない【妊活】の時点から摂るべき栄養素なんです。

妊娠中ゆり
私は妊活を初めてすぐに葉酸サプリ飲み始めたよー。

というわけで、今回は葉酸を摂るべき時期その理由、そして厚生労働省が推奨している葉酸の摂取方法についてお話ししたいと思います。


 

葉酸とは?

 

葉酸とは、水溶性(水に溶けやすい)性質であるビタミンB群のひとつで、赤ちゃんの脳の発育を助けたり、神経をつくる働きがあります。

つまり、赤ちゃんの脳をつくる時には欠かすことのできない栄養素ということ。

ところで、赤ちゃんの脳っていつぐらいに作られるか知っていますか?

実は、ようやく心拍の確認ができるかできないかの時期、人によってはまだ妊娠に気付いていない『妊娠6週目』の時点にはすでに脳の神経はほぼできあがってしまうんです。

 

そして、それだけではありません。

葉酸が不足してしまうと、赤ちゃんの脳の形成に問題があるだけではなく『神経管閉鎖障害』の発症リスクも高めてしまいます。

神経管閉鎖障害とは赤ちゃんの先天性疾患のひとつで、脳や脊髄がうまくつくられず、無脳症二分脊髄などの先天異常を引き起こしてしまう障害です。


無脳症・・・脳の一部、または大部分が欠如している状態のこと。発症した胎児の約75%は死産となる。

二分脊髄・・・本来なら脊髄の管の中にあるはずに脊髄が、管の外に出てしまうこと。症状はさまざまだが、運動障害や感覚マヒ、排泄障害などといったことも起こりうる。

 

もちろん、葉酸を摂っていれば【必ず】これらの神経管閉鎖障害にならない、というわけではないです。

でも、少なくとも葉酸を摂取することで、そのリスクを減らすことができると厚生労働省が「認めて」いるんです。

 

妊活中あき
ちなみに厚生労働省は、妊娠の可能性がある女性だけじゃなくて「妊娠を計画している女性」にも葉酸の摂取を推奨しているんだね!

そして、神経管閉鎖障害の発症リスクを減らすためには、【妊娠の1ヶ月以上前】からの葉酸摂取をすすめているよ!(→参考資料

 

このことからも、「妊娠が分かってから葉酸摂ればいいや~」という考えでいたらダメだということがよく分かりますよね。

妊娠中ゆり
私は妊娠するまで約1年かかったんだけど、いつ妊娠するか分からなかったから毎日葉酸だけは欠かさず摂るようにしていたよ~。

 

 

厚生労働省が勧めている葉酸の摂取方法

 

そして、厚生労働省は葉酸については、妊活中および妊娠中の女性に向けて

「1日あたり400µgのプテロイルモノグルタミン酸を摂取しましょう!」

と言っています。

この、「プテロイルモノグルタミン酸」というのがミソなのですが、実はひと言「葉酸」と言っても、大きく分けて2つの種類があるのです。

ひとつは、『プテロイルポリグルミタン酸型葉酸』(以下、ポリグルタミン酸型葉酸)。食品に含まれている天然の葉酸のことを言います。

そしてもうひとつは、厚生労働省が推奨する『プテロイルモノグルタミン酸型葉酸』(以下、モノグルタミン酸型葉酸)。こちらは多くのサプリメントで摂取できる、いわゆる合成の葉酸です。

一見すると、「サプリじゃなくて普段の食事から摂れる葉酸の方が安心安全で魅力的!」って思いますよね。

でも、ポリグルタミン酸型葉酸の大きな欠点は、「熱に弱い」「水に弱い」ということ。

つまり、ポリグルタミン酸型葉酸は調理過程ですでに多くの栄養素が失われてしまい、実際に体に吸収される率は50%と『約半数』になってしまうんです。

 

それに対して、モノグルタミン酸型葉酸の吸収率は約『85%』

なので、普段の食事に加えて、サプリメントでの葉酸摂取がとても重要になってくるんです。

 ポリグルタミン酸型葉酸モノグルタミン酸型葉酸
性質食材に含まれている葉酸サプリメントなど、加工や合成によって作られた葉酸
特徴・水や熱に弱い
(体の中で「モノグルタミン酸型葉酸」に変換されてから小腸細胞内へ吸収)
そのまま体内に吸収される
消化吸収率約50%約85%

ちなみに、全てのサプリメントに「モノグルタミン酸型葉酸」が配合されているわけではありません。

モノグルタミン酸型葉酸の場合は、成分表に「葉酸」の文字があります。

そしてポリグルタミン酸型葉酸配合の場合は「葉酸」の文字はなく、原材料の名前が書かれてありますので、サプリメントを選ぶ際は必ず成分表をチェックしてから購入するようにしてくださいね。


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